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佐渡スキー協会歴史


                                                       

                                                           

佐渡スキー協会は、レルヒ少佐来日より遅れること61年目にして結成された、新潟県内最後の地域組織で

す。

 佐渡は、北海の孤島のイメージとは裏腹に、対馬暖流に囲まれ南部方面ではミカンの収穫・出荷がされる

ほど降雪量は少なく、明治以来スキーは不毛の地として島民には馴染みの薄いスポーツでした。

 しかし、昭和初期になると大佐渡の麓などにある畑の傾斜を利用して、スキーを楽しむ人たちが徐々に現

れてきたのです。

 これらの島内に散在する有志が集まり、昭和46年に金北山中腹の放牧場を町役場より借り受け、ロープ

トウもなければ圧雪車など何もない、手作りスキー場の運営を主体とする組織として、必然的に発祥したの

が当協会の前身の佐渡スキークラブです。

 クラブとは名ばかりで「Tバーリフトの共同出資」「貸スキー・圧雪車の調達」「ゲレンデの整備」など

に明け暮れるただのオジサン集団でありました。

 山積していた問題も、地元役場や有識者並びに新潟県スキー連盟等から多大のご指導ご・協力をいただ

き、今日ではクラブから協会へと変遷をへて、スキー・スノーボードの普及発展のため、公認スキー学校の

運営を軸に、Jr.レーシングチームの育成・公民館主催のスキー教室・島内の小中学校の体育授業への派

遣、更には未採用小学校への営業等に力を入れているところです。 

 佐渡には市営と民営の2つのスキー場がありますが、どちらの施設も簡易リフト(ハンガーリフト)の設

置にとどまり、冬期スポーツ施設として捉えた場合、初心者への対応や安全面への不安が伴うので、チェア

リフト等の設置により冬期体育施設としての位置づけを切望しているものの、近年まで冬期スポーツの土壌

がなかったため、行政をはじめ島内社会のリーダー等に理解が浸透していないことも一因となって実現には

至っておりません。

 いづれにしても、伝統ある他のクラブでは過去の事例となってしまったようなことを、我々は現在最大の

問題として、先輩達の意思を継ぎ、伝統の礎を築くという自負のもとに取り組んでいます。当サイトに訪れ

てくださいました方より参考となるご意見等を聞かせてもらい、更に発展させて参りたいと願っております

ので、よろしくご指導・ご鞭撻をお願い申し上げます。



佐渡スキー協会の活動内容


佐渡スキー学校 島内のスキー普及発展、底辺拡大のため、一般レッスン、公民館の親子スキー教室、小中学校の体育授業など実施している  
ジュニア育成 ジュニア選手育成のために「佐渡ライオンズクラブ杯佐渡ジュニアスキー大会」を1998年より開催、佐渡ジュニアチームも結成して島内大会はもとより下越アルペン大会やフィシャー杯などの大会に参加
スキーヤーの安全
対策、傷害防止
スキー場の施設整備やチェアーリフト設置・ゲレンデ拡張に向けた取組み
*H30年1月13日ペア―リフト新設されました
スノーボード部 1998年にスノーボード愛好者が当協会に仲間入り、技術向上と佐渡のスノーボード人口の拡大を目標に取り組んでいる
会員の技術向上 島内スキー普及発展のために会員の技術向上のために指導員研修会での技術伝達など実施している
会報の発行 会員相互の意思疎通を図るために会報「ゆきだるま」の発行・ホームページによる情報の共有